世界が金融危機に揺れた9月、中国・天津では、通称「夏季ダボス会議」が開かれていた。会議の“裏庭”で欧米アジアのエリートたちは口々に世界経済の先行きに不安を漏らしていた。
未曾有の金融危機はなぜ起きたのか。原因究明なくして、再発防止はありえない。欧米の金融関係者が高く評価する『The Origin of Financial Crises』の著者は、中央銀行の金融政策思想に問題があると指摘する。